数学科

教諭 長谷川 英和 

教諭 杉本 泰範

Ⅰ はじめに
 学習指導要領改訂に向けて、教育課程企画特別部会における論点整理では、「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び」、いわゆる「アクティブ・ラーニング」を中核とする指導改善が示されている。IEA国際数学・理科教育動向調査(TIMSS 2011)では、数学の勉強が楽しいと答えた日本の中学生の割合は国際平均を下回る。OECD生徒の学習到達度調査(PISA 2012)の結果によれば、数学的リテラシーはOECD諸国中2位であり、数学の学力の状況はトップレベルである。しかし、同調査では、数学に対する不安を感じている生徒は国際平均より高く、数学を有用と感じている生徒は国際平均より低い。「数学における興味・関心や楽しみ」においては、以前のPISA調査より数値が上昇しているものの、今調査に参加した65か国中60位であった。特に「数学で学ぶ内容に興味がある」という質問に関して肯定的な回答をした生徒は37.8%にとどまり、65か国中63位であった。このことから、知識・技能や思考力・判断力・表現力は十分であるが、学ぶ意欲や態度については課題が残されているといえる。


 将来の変化を予測することが困難な時代を前にした子どもたちにとって、予測できない未来や答えのない問題に対応するために必要な資質・能力を身に付け、加速度的な社会の変化に対応できるようにすることが義務教育段階で求められている。「何を」、「どのように」学ぶか、つまり、学び方を学ぶことは学校教育の担うべき一側面ではないだろうか。


 次期学習指導要領の方向性として、「数学を学習する楽しさや学習する意義の実感などについては更なる充実が求められる」としている。生徒一人一人が自らの意思で学び押し進めていくことがこれからの時代に求められる資質・能力であると捉えられる。

 

2017_sugaku_h.jpg 2017_sugaku_s.jpg

 

続きはPDFファイルでご覧ください。

PDFファイル: 数学科