技術・家庭科

教諭 細川 朝子

教諭 佐藤 敦

Ⅰ はじめに
 昨今の子どもたちにとって、スマートフォンなどのモバイル機器は、友達との人間関係を円滑に維持していくために必須のツールとなっている。若者の一人は、携帯端末の画面上のアンテナに圏外の表示が出ると、不安が募ってパニックになってしまうと話してくれたことがある。このような社会環境の中で過ごす子どもたちは、互いに顔が見えない状態で会話をするネットワーク上でのやり取りが増え、実生活における人間関係のつながりが希薄になってきている。そのため現在の子どもたちには、コミュニケーション能力の不足が叫ばれ、問題視されている。平成24年度の中学校学習指導要領改訂において、各教科ごとにコミュニケーション能力の向上を図るために、言語活動の充実が義務づけられていることから、生活を送る上で他者とのかかわりが重要とされていることがわかる。

 『中学校学習指導要領 技術・家庭科編』では、技術・家庭科改訂の趣旨における具体的事項に、他者とかかわる力、人とよりよくかかわる力の育成を目指した学習活動の充実を図ることが示されている。それと共に、技術・家庭科の果たすべき役割やねらいとして、「進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度を育てる」ことも示されている。

本校の研究主題である「学びの主体者」となる生徒の育成は、進んで生活を工夫し創造するという技術・家庭科における思考力、判断力の育成と重要な関わりがある。自らの思考・判断をもとに他者へ働きかけ、関わり合いを通して自己の成長に向かう「学びの主体者」となる生徒の育成に努めていきたい。

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