技術・家庭科

教諭 佐藤 敦

教諭 鑓水 美穂

Ⅰ はじめに
 現代社会の子どもたちは、家庭生活や社会環境の変化によって家庭や地域の教育機能の低下などが指摘される中、家族の一員として協力することへの関心が低いことや家族や地域の人々と関わること、家庭での実践や社会に参画することが十分ではないという課題が指摘されている。

 昨年度、第1学年において、衣生活の学習に入る前にアンケートを実施した。アンケート中で生徒は、「洗濯は自分でしていますか」の設問に「自分でしている」と回答した生徒は5%未満、「ほぼ自分でしている」と回答した生徒と合わせても10%未満という結果であった。「固体汚れはどうすれば落ちるのですか。やってみたいです。」これは日常着の手入れについて学習する中で、生徒が発した言葉である。実際の生活において、日常着の手入れを体験していない生徒が「汚れを落としてみたい、落とす方法を知りたい」と考えたのは、繊維や汚れの性質を理解したことが大きく影響したと考えられる。生活の科学的な理解を深めるための実践的・体験的な活動を充実することの重要性を強く感じた。

 技術・家庭科の目標には、実践的・体験的な学習活動を通して生活を工夫し創造する資質・能力を育成するとある。生徒が生活する上で直面する様々な課題の解決にあたり、学んだ知識や技能を活用したり、方法を考えたり、他者と協働して最適解を求めていことは、本校の研究主題である「自己を拓き、協創する生徒の育成」につながると考える。


 

 

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