保健体育科

教諭 松原 順哉

教諭 岡山 知子

Ⅰ はじめに

 先日、公示された「新中学校学習指導要領解説保健体育編」において体育科、保健体育科における現行学習指導要領では習得した知識や技能を活用して課題解決することや、学習したことを相手に分かりやすく伝えることに課題があると示されている。これらの課題を踏まえ小学校、中学校及び高等学校を通じての教科の目標を「体育や保健の見方・考え方を働かせ、課題を発見し、合理的な解決に向けた学習過程を通して、心と体を一体として捉え、生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力の育成を目指す」としている。そのためには、運動の特性に応じた行い方や運動の一般原則などの知識、各種の運動が有する特性や魅力に応じた基本的な技能、個人生活における健康・安全についての科学的な知識や技能を理解し身に付けるとともに、それらを活用し、自己の課題に合った課題解決のための運動の取り組み方を工夫したり、適切な意思決定をする力を養うことが必要である。

 また、保健体育科の学びは、他者や集団の力が個の育成に寄与する教科でもある。さらに、その学びの過程の中で協同的・体験的な学びを展開することで、個の学びだけでは到達できない段階に達することができたり、自らの考えを深め広げたり、自己有用感を高めたりすることができる。つまり、他者との学びの中で、自他の課題を発見し、今までに習得した知識や技能あるいは、他者の補助やアドバイス、道具、さらには、今までの学びで活用した練習方法や予防方法などの方策などを活用して、互いの成長のために解決方法を見いだしていくことが大切であると考える。これらは、本校で求める「自他の理想の姿を描き、その実現に向けて自ら他者や対象に働きかけ、互いのよさを活かしながら、新たな知を創り築き上げ、自己を更新していくことができる生徒」の姿と重なるといえる。そこで、保健体育科における研究と実践により、研究主題である「自己を拓き、協創する生徒」の育成を目指す。

 

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