令和3年度 公開授業研究会について

令和3年度 北海道教育大学附属札幌中学校 公開授業研究会を終えて

 

 

 

研究の目的

自ら判断・行動し、未来の創り手となる個の育成(最終年次)

-生徒の【振り返り(自己評価)】を促す教師の【支援】としての見取りとフィードバック-

 

 

 

 今年度の公開授業研究会は、当初対面での公開授業を目指しておりましたが、新型コロナウィルス感染拡大により、授業は動画の配信に切り替え、討議はZoomで行うことにいたしました。多くの方からお申し込みいただき、オンラインではありましたが、研究討議を行ってご参加いただいた方から直接ご意見やご感想をいただけたことは、研究実践を進める私たちにとって、大いなる励みとなりました。多くの皆様からご支援やご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 

 

 今次研究の目的「自ら判断・行動し、未来の創り手となる個の育成」は、今年度が3年目でした。昨年度は自己調整学習の論を参考とし、櫻井茂男先生の「自ら学ぶ意欲のプロセスモデル」に当てはめながら授業実践を行いました。本学教職大学院のご協力の下で取組の成果に関する分析・検証をエビデンスに基づいて行った結果、非常に大きな成果が見られた一方で、生徒がより的確に自らの学びを振り返り、課題解決の実感を得るためには、教師の働きかけのあり方が重要になるということが見えてきました。そこで着目したのが、教師の形成的アセスメントの機能としての、見取りとフィードバックでした。

 

 

 3年間の研究実践を振り返りますと、今次研究は生徒の「学びに対する主体性」を発揮するために授業で大切にしたいことを、生徒の課題としていることに関する話し合いを重ねることから始まりました。しかしエビデンスを重視し、分析・検証をしながら研究の方向性を修正するという流れを取る中、見えてきた課題を埋める形で、私たち教員自身が必要感をもって自己調整学習の論や、形成的アセスメントの機能を取り入れて研究を進めていくことができ、いわば「三部作」としてのまとまりをもつことができたと感じております。附属学校のあり方が問われる中、「地域のモデル校」の役割を果たすために、「校内研究・校内研修のあり方の発信」についても意識的に取り組んだ3年間でしたが、今次研究がご参会くださった皆様にとって、少しでも役立てば幸いです。

 

 

 今次研究は今年度をもって終了いたします。次年度はまた、新たな研究の内容をお示しすべく、準備を進めて参りたいと思います。皆様からいただいたご助言をもとに、研究と実践を重ね、一層深めて参りたいと思います。今後とも、本校の教育研究に対しまして、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

研究主任 杉本 泰範

 

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